ライフセーバー 和田賢一

「誰もが誰かのライフセーバーに」

 

ライフ(いのち)セーブ(守る)

 

ライフセーバーはその名の通り、いのちを守る人です。

 

娘が地元のライフセービングチームに所属している関係で接点を持った話。

様々な競技がある中、

最も好きな競技がビーチフラッグスでした。

 

昔のテレビ番組(筋肉番付)でも放送されていたので、馴染みがあった事もありますが、

一番惹かれたのは、

 

 

自分でも子どもに教える事が出来るから

 

 

泳ぐことが苦手な私は、海の競技(ランスイムラン、ボードレースなど)については全くアドバイスをする事は出来ません。

ただ、うつ伏せから反転してフラッグをめがけてダッシュするだけのビーチフラッグスなら、

カラダの使い方の観点からアドバイス出来そうだと感じたんです。

 

 

そこからは

ユーチューブでひたすらビーチフラッグスの動画見る毎日。

子どもの大会に行ってはビーチフラッグスのスタートを研究。

大人の大会も(子どもが応援に行きたいというので)ビーチフラッグスはほぼフルで観戦。

 

徐々にスタートのスタイルが何種類かに分けられる事が分かり、

選手の特徴によって選んでいる事が分かってきました。

 

 

そんなこんなで1年が過ぎた今年の11月。

ビーチフラッグスの日本代表が館山で合宿を行うことに。

 

館山サーフクラブとも交流会をしてくれ、練習を間近で見ることができました。

 

いくつかの競技に分かれての練習で

私はもちろんビーチフラッグスへ。

 

目の前に動画でずっと見ていた森新太郎選手が練習をしていました。

森選手は話しかけると、本当に気さくに対応してくれました。

素人丸出しでスタートについて質問する私に、嫌な顔一つすることなく丁寧に応えてくれました。

一気にファン度が上がりました。

 

質問させて頂いた内容の一つに

スタートのスタイルの違いについて

私は1つのレースについて質問しました。

それまで私は森選手が行っている、重心を低くしたまま反転を早くする

通称ジャパニーズスタイル

が一番速いと思っていました。

ただ、2016年全日本の決勝では、ジャパニーズスタイルの森選手よりも

状態を高くして加速力をつける

通称オージースタイル

の選手の方が勝っていたのです。

その時も、スタートに関しては森選手の方が身体半分抜けていたように見えたんですが、もう一人の選手の加速力が一気に森選手を抜き去りフラッグを取っていました。

 

「ああ、和田選手ですね。」

 

ひと言さらりとその選手の名前が出てきました。

 

森選手曰く、

反応が早い選手は僕みたいなジャパニーズスタイルが向いていて、

加速力がある人はオージースタイルが向いている。

どちらが良いかは、その人の個性によるんではないか。

 

本当に丁寧に教えてくれました。

 

 

そうなんだ~!奥が深いな!

と感激するのと同時に、もう一つのスタイルについて興味がわいてきました。

さらりと出てきた

和田選手についても。

 

 

全日本のビーチフラッグスを見学しながら、サーフクラブのコーチにヒアリング。

「ああ、ワダケンですね。

そういえばこないだフェイスブックでワダケンが練習風景をアップしてて、

『俺の至上最速』のスタートを出してましたよ。」

 

と、その動画を見せてくれました。

 

今度はその動画をひたすら研究する日々。

ワダケン 和田賢一さんは

SNSを頻繁にアップしていて、彼のチャレンジの様子を良く知る事が出来ました。

 

先日行われた世界大会は銅メダル。

4年前は銀メダルだったそうで、世界一を目指していた本人にとっては不本意な結果だったようです。

 

凄いんですけどね!世界3位って!!

 

そして、

和田賢一さんは

先日

 

TEDxKyoto

 

に出演していました。

動画はこちら⇩

誰もが誰かのライフセーバーに Everyone can be someone’s lifesaver | Kenichi Wada | TEDxKyoto

キャプチャ

 

その内容がまた衝撃的でした。

 

和田さんは高校まで野球のピッチャーをしていましたが、失敗を恐れて投げられなくなり挫折。

大学時代はテニスに打ち込むも花開かず。

友人に誘われスポーツトレーナーを目指し、アメリカへ。最先端の技術に感銘を受け、この道に進もうと決心し帰国。

日本で資格を取りに行ったのが

日本ライフセービング協会(JLA)主催の心肺蘇生の講習でした。

 

そこで、

見せてもらった動画に

『あなたは大切な人を護る事が出来ますか??』

この言葉が胸に突き刺さり、

ライフセービングの道へ進みました。

 

そして、

ビーチフラッグスとの出会い。

瞬発力に自身があった和田さん、これならいける!

そして何より、速くなればそれだけ護れる命が増えるというシンプルさにどんどんはまっていきました。

大学4年生の時の話だそうです。

 

社会人になっている和田さんはなかなか練習時間・場所を確保する事に苦労して、

 

なんと家の近所の公園の砂場で練習をしていました。

 

 

 

『な、何をしているんですか…?』

 

 

 

『夢を、追いかけているんです』

 

 

こうして職務質問を冷静に3回かわしたそうです。笑

 

 

とにかく一生懸命に練習した和田さんは

ビーチフラッグスを始めて3年を過ぎ、練習の反復回数が10万回を超えたころに

見事日本一を獲得!!!

 

凄いですよね!?

競技歴が浅いなんて言い訳にならない!どれだけ密度を濃く練習を出来るか、それが大事なんだと教えてもらいました。

 

話はそれだけで終わりません

今度は世界一を目指した和田さん。

当時世界最強と言われた選手がいました。

 

 

サイモン・ハリス

 

 

 

和田さんは彼のスタート技術を習得したいと思い、26歳のときにオーストラリアへ。

サイモン・ハリス本人に教えてもらったそうです!(凄い)

そして5か月後には、サイモン・ハリスに勝つことができ、現地の新聞にも載る事に。

しかし、1週間後の世界選手権では銀メダルになりました。

 

決勝でも、サイモン・ハリスから教わったスタートでは勝っていたものの、その後の走力で負けてしまった和田さんは、

 

帰国後に総力を上げるため、日本の陸上チームへ一緒に練習させてもらえるよう、あちこちにお願いに行きました。

しかし、陸上では何の実績もない和田さんを受け入れてくれるチームはありませんでした。

 

 

さて困ったぞ、と。

 

行き詰まった時こそシンプルに考える

 

こう考えた和田さんは

 

世界で一番速い選手は誰だろう…?

 

あ、(ウサイン)ボルトだ…!

 

 

ですが和田さんは、ボルトの連絡先を知りませんでした(そりゃ確かに)

 

なので、人に頼る事にしました。

 

『ウサイン・ボルトと一緒に練習したいので、彼の連絡先を知っている人がいましたら教えて下さい!』

 

SNSでこう発信したそうです。

 

 

すると一人の方から

 

 

『ここへ連絡してみろ』

 

 

と連絡先を教えてもらったそうです…!

 

そこで和田さんはありったけの想いを文章に載せてメールを送ったそうです。

 

 

すると、返信が

 

 

『今すぐジャマイカへ来い!一緒に練習しよう』

 

 

 

ほんとに!??

 

 

 

本当だったんです!

https://mainichi.jp/articles/20141107/mog/00m/040/024000c

 

 

ジャマイカでは誰よりも遅かった和田さんですが、

全力で練習に取り組みました。

 

その頑張りを見ていたチームメイトは

最初和田さんを

チャイナ

と呼んでいたのが(日本人なのに)

 

ジャパン

 

ケン

 

となり、帰るころには

ヘイ、ブラザー!

 

と呼ばれるほどに!!

 

ボルト選手の家にも招待されたそうです!(凄い良い人だったみたい)

 

このジャマイカ留学で和田さんの走力は飛躍的に上がったそうです!

 

 

 

そして日本に帰国して

 

事件が起きました

 

地下鉄のホームで

女性がが倒れていたんです。片手に携帯電話を握りしめて。

通話先の母親が心配して『だいじょうぶなの?だいじょうなの?』

と叫び続けていました。

 

その間

 

 

47分間

 

 

47分もの間、誰もこの子を助けてあげれなかったんです。

 

和田さんは慌てて救急車を呼びました。

 

そして、

 

今の世の中は何かおかしい・・・

 

日本はこんなに経済的に豊かな国になったのに

 

安全な国なのに・・・

 

 

日本と言う国は

自殺者が非常に多い国です

 

自分の夢を追いかける事をあきらめる子ども達が非常に多い国です

 

経済的な豊かさと心の豊かさは一致しない

 

こう気づいたそうです。

 

だから

海辺のライフセーバーだけでなく社会のライフセーバーになる事を決心したそうです

 

講演活動や

未来のライフセーバーを目指すプログラムを幼稚園や小学校に提供しているそうです

 

 

和田さんが人生で、困難に合ったとき、いつも誰かが自分のライフセーバーになってくれた

 

 

誰もが誰かのライフセーバーになれる

 

 

そう信じて活動を続けているそうです。

 

 

この動画を見て

 

正直震えました。。。

 

 

何度も挫折している事  やはり反発力が大切だと教わりました

社会人目前でこれだって思えるものに出会った事  何事も始めるのに遅すぎるということはない!と教わりました

目標に向かって時間を自ら作り、ひたすら反復練習をする事が出来た事 本当にやりたい事は時間を忘れて没頭できるということ!没頭できていないという事は本当にやりたい事ではないかも・・・?

最適な方法の為には距離やお金なんていとわないこと オーストラリアに行き最高のライフセーバーに教わったことや、ウサイン・ボルトと一緒に練習してきた事!!!

 

和田さんのやってきたことは、人間、やれない事はない!という至極シンプルな事をガツンと私に届けてくれました。

そして、自分も高みを目指しながら、後進を育て始める

自分の高みの為に、活動していた方が、誰かの為に活動を始めた

 

まあ

 

本当に

 

和田さん、かっこよすぎです!!

 

是非和田さんの動画

ライフセービングを見て欲しいと思います!

 

そして館山の方でお子さんをお持ちの方は是非

館山サーフクラブで一緒に活動しましょう!

 

 

目指すゴールの先に、救う命がある

 

私も、ライフセーバーになります!

 

 

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