千葉県の一番南に位置する館山市
鏡ケ浦と呼ばれる北条海岸は
普段波が立つ事が少なく非常に穏やかな海です
しかし、時をさかのぼると館山市は
穏やかな海にもかかわらず事故の多いエリアと言われていました
何か対策を立てねばと行ったのが
海の監視員の交代
白羽の矢がたったのが
プロライフセーバーとしてテレビにも良く出ていた
飯沼誠司さん
飯沼さんにライフセービングをお願いした所、
快諾してくれて
館山の地に飯沼誠司さんが舞い降りました
(市役所の職員の方に聞いた話です。)
そこから、
館山サーフクラブが生まれ
中学生までを対象としたジュニアプログラムが発足しました
私の娘たちが初めて練習に参加したのが2015年の6月。
きっかけはなごみの患者さんでジュニアの子がいたこと。
館山らしいスポーツをやってほしいなーと思っていたのと、飯沼誠司さんが代表だったこと(ミーハーです、ハイ。)もあり体験に行く事に。
初めてサーフクラブの練習に参加した時の練習風景はいまだ忘れることが出来ません。
サーフクラブでは幼稚園児から中学生までがジュニアとして同じ時間に練習します。
専門的になると年代で分かれての練習になっていくのですが、その日の練習はレクリエーションが多かったのか、幼稚園児から中学生までがずっと一緒に練習していました。
中学生の男の子が幼稚園児だったうちの娘たちの世話をしているのです。
「ウチが体験だからかな・・・?」
と思ってみてたら至る所に同じ光景が・・・
私は子どもの頃からスポーツをしていました。野球・水泳・空手、そしてサッカー。。
サッカーに至っては仕事としても関わっていたので、スポーツ歴でいえば25年位になります。
その私から見ても
サーフクラブの子ども達の態度は”異質”でした。
こんなにも年下に対し優しくなれるのか?
私の知る年長と年少の関係は昔から言われている体育会系の上下関係か
”かわいがり”という名の指導しか知りませんでした。
サーフクラブの子ども達は本当に年下の子を”可愛がって”いたのです。
そして、駄目なものは駄目だよ、と優しく教えていました。
コーチも学生(高校生・大学生)が多く、
その子たちもまた素晴らしい!
見た目は”今どきの”若者ですが、指導力や子どもたちへの接し方が本当に素晴らしかった。
子ども(高校生・大学生)が子ども(幼稚園児から中学生まで)を指導し、
子ども(中学生・小学校高学年)が子ども(低学年・幼稚園児)の世話をする。
子ども達も自分が小さいころに世話をされているので、年と共に立場が変わると今度は自分がしてくれたように小さい子の世話をする。
この循環が続いているのがよく分かります。
それは4年経った今でも同じことが起きているからです。
保護者もクラブの子は自分の子
という認識があるのか、皆が世話焼きです。
自分の子以外の面倒も良く見ています
お父さんも一緒に練習したりします。